0.4㎡はイタリアのトスカーナ州で作られているオイルレザーのNew Yorkという革を使っています。
この革は植物タンニン鞣しという植物由来の加工方法を用いており豊かな経年変化と自然な仕上がりが特徴です。
その仕上がった1枚の革には平坦な箇所やシボと呼ばれるボコボコしたところやトラと呼ばれる縦の線など生き物らしさを感じられる様々な様子が見られます。
それらを革の風合い、表情と呼んでいます。

そのため完成した製品にも個体差があり2つと同じものは出来上がりません。この差も革と共に生きていく上での楽しさだと考えています。
極端に個性的な個体に仕上げることは控えていますがそのような事情がある事をご理解頂けますと幸いです。

オイルレザーにおいて豊かな経年変化は大きな特徴です。
使っていくと中に浸透していたオイルが表面に出てくることで艶が出たり色が変化していきます。
黒は色は変わらず艶がとても顕著に見えてきます。
グレーは艶もそうですが徐々に茶色く変化していきます。

素材の特性上水分や油分が付着するとシミやカビの原因となります。もし付いてしまった際はなるべく早く柔らかな布などで拭き取る事を推奨します。